社交ダンス
社交ダンスは男女が触れ合うことで成立し、それは魅力でもあります。
ですから、それを生み出した文化というのは、そのあと「そういうこと(=肉体関係を持つ)」になるのを狙っているからと言えるでしょう。
そもそも触れる、触れられるという行為は、まだそれほど親しくない人からの方がドキッとするものです。
この肌と肌の伝達能力のすごさは、もうひとつダンスの中に見いだすことができます。
社交ダンスは基本的に男性がイニシアチブを担いリードするもので、そうでなければ女性は踊ることが出来ないようになっています。
男性はステップなどの細々とした動きにばかり気を取られていてはダメで、上半身、つまり接触している部分でいかに動きの情報を相手に伝えていくかということが、重要になるのです。
極端な事を言いますと、それができる男性のパートナーは、踊ったことがなくても踊れてしまうものです。
ダンスの先生曰く、「男性が間違えてしまったら、女性も間違わなければいけない」のだそうです。
このように、互いの肌が触れ合うことによる伝達力を知ると、セックスもダンスも同じようなものだと実感します。
触覚というのは、人間の理解や理屈を超えた「何か」があるのです。
それはダンスにおいていえるだけではなく、その見えない「触覚の力」をマッサージにおいても感じることがあります。
人間にはハンドパワーというものがありますが、そのハンドパワーは人を「気持ちよくさせたい」という気持ちから生まれるものだと考えます。
セックスも同じく、どちらが奉仕する、どちらがされるという関係性が無ければうまくいかないことがあります。
そういった意味では、ここでもまた共通性を見いだすことが出来るのです。